お母さんありがとうって、もっと言いたかった
今週のお題「母の日」
母が亡くなって、もうすぐ9年になります。
母は38歳の時に乳がんになり、見つかった時にはすでに転移もしていたみたいです。
それでも10年間もガンと闘い、49歳の時にいなくなってしまいました。
亡くなる2週間程前に余命宣告を受けましたが、母には伝えないという選択になりました。
だから、病院に会いに行っても、学校の事や、就活の事、友達の事等取り留めのない話ばかり…
どうにか涙が出ないように、ひたすら私は話し続けていました。
でも本当は、もっとたくさん「ありがとう」って言いたかった。
絶対に泣いてしまうだろうけど、「ありがとう」をもっともっと伝えたかったな…
そんな私も学校を卒業して、就職して、結婚して、今では2人の大切な子どもたちの母となりました。
「お母さんのようなお母さんになりたい」って、亡くなる直前に話したけど、中々お母さんみたいにはなれないよ。
いつも元気で明るくて、病気になってからも一切弱音は吐かなくて、おおらかだった母。
子育てをしていると、お母さんだったらどうしてたかな、お母さんがいたらな…と思うことがたくさんあります。
子どもたちと過ごす中で、自分が小さい子どもだった頃を思い出す事が増えて、今までとは違った「ありがとう」がまたいっぱい見つかりました。
お母さん、どこかで見ているかな。
私は今すごく幸せだよ。
もう会えないけど、お母さんありがとう。